mokumoko 生徒さんとのお別れで気付いたこと

春は出会いと別れの季節、といいますが、春と言うには少し早い2月に、mokumokoではお別れがありました。

この度、生徒のAさんが、関東方面へ転居されることになり、メールだけのご挨拶では、と教室まで足を運んで会いにきてくださいました。

Aさんは、園芸工房mokumokoの中で1番若い生徒さん。平均年齢をぐっと下げてくださっていた若手のホープでした。

1年前、明石に引っ越ししてきたものの知り合いがおらず、何か始めたいなと思っていた時に、ブリコラージューフラワーに出会ったAさん。

関西に住むのは初めてとのことだったので、「関東と関西、比べてびっくりしたことある?」と聞いてみました。おそらく“オバチャンパワーにびっくりした”とか“意味のわからない言葉がある”とか、そんな言葉が返ってくると思いきや、「海をほとんど見たことがないので、広がる海に感動しました」とのお返事。とても素直な気持ちのまっすぐな方だなあ、と感じた事を覚えています。

お仕事がお休みの土曜日にレッスンに来られ、Bさんと隣同士で受けられることが多かったです。AさんとBさんは、おそらく30歳以上年齢差があると思うのですが、いつも仲良く、Bさんは、Aさんがお休みの時は、「あれ、今日はAさんは?」と気にかけてくださいます。お2人ともとてもほのぼのした雰囲気の中、お花と向き合っておられました。

Aさんがご挨拶に来られる日、Bさんはレッスンの日ではなかったのですが、もしお時間があれば来られませんか、とお尋ねしたところ、行きますと即答。そして当日、Bさんはご自身が作られた手編みのニット帽を持参し、Aさんにプレゼントされました。帽子のステキな色合いと、Bさんの温かい気持ちに、私やその場にいた他の生徒さんは感動しました。

また、Aさんは、転居して落ち着いたらまたブリコラージュフラワーを続けたい、と宣言されました。職場の先輩も、Aさんの作るお花を見て「これからもお花は続けてね」と言ってくださったようです。

お花に癒され生き生きとした毎日を送る人が増えることが、この仕事を続ける私の1番の願いです。
Aさんの宣言は、私が聞きたかった言葉でもあり、この仕事をしていてよかった、と思えた瞬間でした。

またAさんは、「先生とのレッスンの時間は心温まる魔法のような時間でした」とメールをくださいました。
ここ最近1番感動したことです。
Aさん、本当にありがとう。
関東にもブリコラージュフラワーの教室は沢山あるので、またお花と向き合う日々をスタートさせてくださいね。

そして私はこれからも、mokumokoに通う生徒さんお一人お一人に寄り添い、共に花のある生活を楽しんでいきたいです。

園芸工房mokuokoで花に魔法をかけられたい方、あったかい時間を過ごしてみたい方、ぜひ、お問合せください。

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